manaboによって、数・質共に充実した講師を獲得。進学塾元斗の事例
- 講師不足
- 個別対応
進学塾元斗は、全生徒数約100人、各学年1クラスずつで構成されている学習塾です。オンライン・対面のハイブリッド体制を取ることにより、感染症への不安の軽減、通学時間の短縮、生徒の急な欠席への対応などを可能にしています。
教科数が多く、難易度も高い高校生の質問に対応するために、manaboが導入されたそうです。今回は、元斗の松本さん、門田さんにお話を伺いました。
manaboによって、数・質、共に充実した講師を獲得。
—manabo導入のきっかけを教えてください。
松本さん:ずばり、難易度の高い問題に対応できる講師不足ですね。元斗には講師が3人しかいません。周りに大学もなく、学生アルバイトもいないんです。
門田さん:実際、高校ですら全ての科目に対応しきれないとよく聞きます。物理と化学の先生はいても、生物と地学の先生はいない、といった感じです。その点manaboは高校部全ての科目に対応していて、各科目の講師の数が多く、さらに講師の質が高いと聞いたので、導入を決意しました。
松本さん:医学部生が多いというのも魅力的に感じましたね。
—他のICT教材との比較などは行いましたか?
松本さん:授業に関しても高校部は他のICT教材を使っていて、授業と質問対応の両面でオンライン化を図っています。
元々元斗のシステム自体全てオンラインで成立しているので、manabo等のシステム導入に抵抗はありませんでした。
大規模なオンラインシステムの構築により、生徒のニーズに柔軟に応えることが可能に。
—システム全てをオンライン化とのことでしたが、具体的にどのような授業形態を取っているのでしょうか?
松本さん:元斗は、オンラインツールを用いて完全無人塾を可能にしています。鍵の開閉や生徒の入退室など全てこちらで遠隔操作・管理することができ、授業も、ZOOM Meetingを開きながら私が学年・単元ごとにまとめた自作パワーポイントと電子黒板を用いて行っています。生徒の板書は全てスクリーンショットで済むというのも一つのメリットです。
全てオンラインでの授業をする事で、生徒は急に授業にこれなくなっても、録画で対応することができます。なんなら、お風呂に入りながらでも学習を進められるんですよね。もちろん塾に通って勉強することもできますし、自宅でコツコツと学習を進めることもできます。
このような、生徒一人ひとりの都合に柔軟に対応できる、元斗のハイブリッド授業のスタイルに、manaboはとてもマッチしています。
—塾業界では最先端と言ってもいいほどの新しさですね!
松本さん:システム作成、教材作成共にとても苦労しました。特に数学の図形分野の教材を一つ一つパワーポイントで作成するのは骨が折れる作業でした。もう二度とはやりたくないと思ってしまうほどです。それだけ、元斗の運営体制には誇りを持っています。
ICT教育が当たり前の時代へ。元斗がその最先端を行く。
—manabo導入後の効果はどのようなものでしたか?
松本さん:まず、生徒からの評判がとても良いです。導入のきっかけにもなりましたが、やはり先生の質が良いと評判です。受験のステップを踏んできた先輩たちから直接指導を受けられるというのは大きな利点ですね。
門田さん:私たちが質問対応に取られる時間が大幅に減ったので、余った時間を別の作業に充てることができ、とても助かっています。
—今後の展開について、何かイメージがあれば、教えてください。
松本さん:地方ではICTスキルを習得できていない人が多く、それは生徒も然りです。今の塾業界の中でICTを完全に取り入れている塾は一割にも満たないのではないでしょうか。 しかし、元斗はその一割の中に入っているという自負があります。これから情報が共通テスト必須科目になりますし、私立高校ではタブレットの導入が進み、そろそろ紙媒体もなくなってくるのではないかと予測しています。
近年、コロナ禍により導入された学校のオンライン授業は、どうしても一方通行な指導になってしまい、あまり評判が良くないように思います。私たちがそのイメージを変え、新しい教育スタイルを築いていけたらと思います。